直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

カンカンコンコン

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ヤフオクにて、このようなモノを買ってみました。
XL125Sのエンジンとの事です。

基本的にTL125Sのエンジンと同じと言いますか、同系列のエンジンでしょうな。だって形が似てますから。
でもまあ、ご覧のようにヘッドのあたりが違います。そーですコレ、CDI点火なんですよね。TL125Sはポイント点火なのです。

で、まあ、エンジン2つをバラバラにして、それから組み立てるのはメンドクサイですので、コレをそのまま載せようと思いました。

しかしTLではヘッドカバーと一体になっている「フレームと繋がるぞとステー」が、XLのエンジンだとヘッド本体から生えています。まあ、フレームが違うのですから、取り付け位置も違うのでしょうな。
つまり、ヘッドはTL125Sでないと、フレームに載りません。

さらにクランクケースも、細かい所がイロイロと違います。
XLの右側カバーにはタコメーターの取り出し口とかありますです。タコメーターなんか要らんがな。

てなわけでエンジン載せ替え計画、5分で却下。元々の計画である「普通のオフ車(XL125S)のミッションを、TL125Sに移植する」計画を続行します。

とは言え、実はTL125SとXL125Sのミッションが違うという確証はアリマセン。さらには、そのまま付くのかもワカリマセン。
ですから実験なのです。ああ、やっぱり、こーゆーの楽しいです。

そんなこんなで、如何わしさMAXのボアアップを施されたTL125Sのエンジン腰下を分解です。

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無事終了。
と、書くと簡単ですが、実際は苦労しました。

とにかく、ホンダ車特有らしいヘンなロックナットを外す特殊工具を買いに行ったりして大変でした。でこのロックナットが固いのなんの。結局、エアインパクトの波状攻撃でやっと外しました。フライホイールも固着したかの如くでしたです。

しかし、それらも所詮は前座に過ぎません。
そーです。左右のクランクケースを結合させているネジどもが全く緩みません。ボルトではありません、ネジです。+のネジです。こんな所に+のネジを使うんじゃねーよ、糞ホンダ。バカなの?死ねよ、倒産しろよ。

普通のドライバー。当たり前ですがビクともしません。

で、ショックドラバー。ネジの受け側をバーナーで炙って、ラスペネをぶっ掛け、いざ挑戦。
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン・・・。
1時間ぐらい叩き続けた結果、10本のうち3本しか外れませんでした。

こーなったら最終手段、逆タップであります。
電動ドリルでネジの頭に穴を開け、逆タップをグリグリ。手間は掛るが、着々と+ネジのクズどもの粛清が進みます。
そんでまあ、2時間ぐらいで全ての+ネジを摘出。

それからプラハンでクランクケースを叩きます。
コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン・・・
どーにかこーにかクランクケースが割れ、臓物摘出と相成ったで御座候。

こんな感じで古いオートバイは、原付であっても組み立てるのより分解するほうが疲れます。