直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

苦い思い出からの再出発

3年前の事です。調子に乗って田んぼを貫く農道を原付で走っていたのですよ。

やがて片側一車の県道とぶつかり、農道が終わります。しかし、右折して県道を5メートルぐらい進むと、すぐに農道の入り口が左側に出現するのです。要は、農道側がズレている交差点みたいな感じです。
すると私から見て県道の中央線の向こう側の車線、信号待ちで自動車が列をなしています。で、一台の自動車が少し先の農道の入り口を塞ぐ格好で停車。

そこで私、自動車の列の右側、まあ、反対車線をですなブリブリ進んで、農道の入り口を塞いでいる自動車とその後続車の間から侵入し、道路の左側をすり抜け農道に進入しようとしたのですな。すなわち左→右→左のクランク走行です。

ホラ、原付って軽いじゃないですか。で、右のクランクの際、いい加減な気持ちで適当に車体を倒し込んだのですよ。
したらですな。「ずりゃりゃりゃ」ですって。

「アラ、ヤダ、奥様ったらご冗談もほどほどに、おほほほほ」って感じでコケました。

自分の目の前をノロノロと横切った原付が、いきなりコケたのですから、そりゃ驚きますよ。
子供を助手席に乗せた後続車のお父さんから、「大丈夫?」とか言われました。子供はポカンとした顔をしていました。
私はというと、何事もなく立ち上がって原付を起こし、引きつった笑いを浮かべながら頭を何度も下げつつ「あ、はい、大丈夫です・・・」とか答えていました。

そんでまあ、慌ててエンジンをかけて速攻で遁走しましたです。
今もその時の事を思い出すと、恥ずかしくて死にたくなるです。

いずれにせよ、真っ直ぐ走らなくなった原付で這う這うの体で帰宅。損害箇所をチェック。

するとヘッドライトケースが割れ、タンクはベッコリ、右側のウインカーは前後とも全滅、テールランプブラケットはひしゃげて再起不能
フロント周りはトップブリッジ・アンダーブラケットのネジを緩めて蹴飛ばしたら直りました。

しかし壊滅状態の灯火類は如何ともし難く、とにかく部品を集めたりしました。割れたヘッドライトケースを修復したり、ヘコんだタンクもパテで復旧。

しかしやっているうちに、だんだんとアホらしくなりムカついていきました。で、放置決定。
こうして我が原付は長い眠りにつきましたとさ。

いやですな、洗濯物を干すときに邪魔なのですよ。軒下にこんなのがあると。
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なんか、サビサビ具合に貫録が出てきているし。ま、所詮は原付ですから、別に構やしませんが。

最近、なんかオートバイが欲しくなってきたのですよ。それも、Z/KZ1300と真逆のキャラのヤツ。
そんなワケで、暇さえあればヤフオクで、オートバイ車両→ヤマハ→251cc~401cc乃至401cc~750ccを注視していたのですな。

「XSやTXは高いなあ。やっぱSRだべさ。500は物件ねーなあ。ま、400でいいんですよ。どーせエンジン全バラですから。クランクを。でも1JRはいかんな。その後のRH01ってヤツ、これなら改造申請せんでもフロントディスクでOKなんだろうし・・・」とかって妄想するのです。楽しいのです。

「イヤイヤイヤイヤ。軒下の原付直せよ!つーか、そんな余計な金があるなら、VGセンチュリーの車検代やZ1300の復活資金に充てろ!」
うむ、正論ですな。

それにこの原付、ちゃんとしていたらそれなりに格好良いですからな。

ただ問題があるのです。
コレ、一応はトライアル車だから公道走行がウザったい。トライアル車、街乗りだと1速が使えません。2速も微妙。変な話、原付のコイツでさえ、3速発進が普通です。乗った事がない人はピンときませんが、コレが非常にウザったい。
とにかくギヤが異常に低いのです。当然、スピードが出ません。だから自動車に煽られまくります。
実はこーした理由で乗らなくなったってのもあるのです。

こうしたエンジンの気に入らんとこの改善も含め、Z1300の片手間に、こちらも復活させてみる事にしました。
排気量がZ1300の10分の1だから、注ぎ込むお金も10分の1で行ってみようと思うです。

で、早々に野望に一歩近づきました。
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笑ってしまう事にコレ、プラサフではありません。
アルトやワゴンRの純正色らしいです。まー買った缶スプレーにそー書いてあっただけなんですけどね。
なんか、イメージしていた色と違うし・・・。テンション下がるわ~。

いずれにせよ、こちらも前途多難で御座候。