高級オセロ
今朝、オートバイ屋さんから電話があり特殊工具が入荷したとの事。お昼前に引取りに行くのです。
そんでホームセンターに買い物に行き、帰ってきてからシムの摘出です。
結論から述べると、「むき~~~~~!」です。
超メンドクサイ。
TL125SやSRとかだと、ヘッドカバーの蓋を開けて、ナット緩めてチョチョイのチョイです。
ハーレーなんか、プッシュロッドカバーを外して、チョチョイのチョイです。
だがしかし、KZ1300はそーはいきません。
シリンダーヘッドカバーを外すのが、まずもってメンドクサイ。
で、クランクを回すため、エンジン右側のジェネレーターカバーを外すのです。
TL125SもSRもハーレー(ショベル以前)も、み~~~~んなキックだから、こんな手間は要りません。
で、シムを外すのですがね。
カムがタペットを押し込んでいる時に、特殊工具をカムシャフトにかませます。でもって、クランクを回しタペットを浮かすのです。すると、特殊工具がカムシャフトとタペットの外郭部分の間でつっかえ役を果たし、タペッと内側のシムだけが完全自由と相成ります。そのシムを摘出するのです。
やってみるとわかりますが、極めてメンドクサイです。それを12ヶ所。ほとほとウンザリです。
考えてみれば、CB-Fや1100カタナだと16ヶ所、CBX1000(1000と書かないと読んでいる人がジェイドの400と勘違いする危険性があるので)に至っては24ヶ所ですからな。
そー考えると空冷ZやGSはラクチンですなあ。まあ、SRやハーレーに比べると超絶メンドイですが。
すなわち、万事物事は相対的なのであります。
そんな愚痴を心の中で唱えながら、12個全部摘出しましたさ。
大きさ的にも、なんかオセロの駒みたいです。
でもって覚書。
IN側
1番:240
2番:245
3番:245
4番:240
5番:235
6番:240
EX側
1番:245
2番:250
3番:245
4番:240
5番:235
6番:240
IN側の規定値が0.05~0.15。
EX側の規定値が0.15~0.25。
だからIN側は0.1に、EX側は0.2に揃えてみようと。
前回の測定値から、交換するシムの厚みを算出し、その厚さのシムを入手するのです。各サイズのシムの部品番号は、サービスマニュアルに載っています。だからZ/KZ1300のシム調整したい人は、サービスマニュアルは必須です。
ちなみにZ/KZ1300のシム、KL600と同じだそうです。嬉しくない・・・。
とまあなんだかんだでシムを注文。
このオセロの駒、1つ800円するのですよ。10枚注文したので8000円・・・。
もう慣れました。