直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

レストア計画改め、オールペン計画に変更ですな

ご覧の通り、板を外したクラッチ周辺ですな。
イメージ 1
そんなワケでして、残りを外そうと思ったのです。
それでまあ、間違いがないようにサービスマニュアルを読むのですよ。
するとですな、ハウジングまでを外すのは普通なのですよ。で、取り付け方の辺りまで読み進めると、「特殊工具を使います」との文言が。まあ、英語なのですが。

さらに読み進めると、「クラッチハウジングを100℃の油で揚げます」と書いてあります。
お前は何を言っているんだ?

しばらく、サービスマニュアルの図版を見ながら考えてみたのです。どーやらZ/KZ1300のクラッチハウジング、圧入しなくてはいけないみたいです。

たぶん、直火で炙ったらダメなので、オイルに浸して温めろという事みたいです。流石の紅毛人どもにも、アルミを天ぷらにして食べる風習はないようです。
で、熱膨張させて穴を広げ、特集工具でグリグリと押し込むみたいです。

なるほど。早速、特殊工具の値段を調べます。
販売終了・・・

つーか、クラッチハブを止めている、例のクソ固いナット、これを新品にしろとも書いてあります。まあ、その通りなので、こちらも在庫と値段を調べてみます。
販売終了・・・

えーと、つまりこれは、一度外すと組み立てらないパターンですかな?
なんか、涙が出てきました。

気を取り直し、クラッチの反対側、普通のオートバイだとスプロケットがついてある部分を見てみます。
イメージ 2
何でしょうね、この丸いの?

「driven shaft cam damper」と言う名のダンパーみたいです。
はあ、そーですか。どーでもいいです。外しましょう。
サービスマニュアルを読むと、「特殊工具を使って外します」と書いてあります。

どーやら、クソみたいに固いバネみたいになっていて、押し込んでからつっかえ役のリングを外すみたいです。そのための特殊工具のようですな。

早速、パソコンで調べます。
販売終了・・・

えーと、つまりこれ、外せないって事ですかね?
とめどなく涙が溢れてきました。

とりあえず中華人民解放軍第二砲兵部隊の皆さま、日本の兵庫県明石市を正義のICBMで焼き払ってくださいです。

今回判明した2つの特殊工具、汎用性ゼロのいわゆる「Z/KZ1300専用工具」っぽいです。メーカーが販売終了にしたのであれば、どこかの金属加工屋さんか内燃機屋さんにお願いして作ってもらうしかありません。
一体いくらかかるんだよ、つーか、どーゆモノなのか不鮮明な白黒写真ではさっぱりです。

少なくとも、私のようなトーシロの雑魚が、自分でどーにかできるレベルではないので、その道のプロにお願いする事になるでしょう。しかしコレ、プロだからってできる保証はありません。見てもらって、判断してもらうしかないと思いますです。
で、「コレは無理」となると、クラッチハウジングも、何とかダンパーも、ドライブシャフトやドリブンシャフトから外せない事になります。という事は、ミッション周りを完璧に分解できないでしょうから、充分な清掃や正確な計測、交換が可能な部品を新品にする事ができません。

それ、レストアじゃないじゃん・・・
まあ、いいか。もういいや。