直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

音頭笠岡カブトガニ

我が家の玄関の主として、鎮座して早や6年。今日こそ決着をつけるのです。

とりあえず、引っくり返しました。
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まずはオイルパンを外す・・・外れんがな!
それでも、木片+トンカチの力を借りて外すのです。

で、膨大な数のネジを外し、最後に前2・後1の特別ネジ穴に8mmネジをグリグリします。

ご開帳~
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断じて、カブトガニの裏側ではありません。

画像下から、クランクシャフト・セカンダリーシャフト・ドライブシャフト・ドリブンインナーシャフトです。
シフタードラムとかはロワケース側に付いとります。

いやですね、生まれて初めて横割りクランクケースって分解したのですが、意外と楽チンなのかもと感じてしまいました。要は、ケース側に一切、ベアリングが圧入されとらんのですなあ。
他の横割りクランクケースオートバイがどーなっているかは知りません。

さて、この腰下、状態はと言いますと、まあ素人日曜修理工である私の見る限り、悪くないと思います。
クランクシャフトの受けのメタル、カジッたトコはなさそうですし、各ギヤも痛みは少なそうですし、ベアリングも問題なさそうです。まあ、それでも交換可能な部品は新調したいです。

いずれにしても、空冷Zにありがちの改造大好き人間(実態は同調圧力に屈しただけの愚か者)な人は、洋の東西に関係なくあんまりZ/KZ1300は乗らないみたいです。

空冷Zのノリはハーレーですけど、Z/KZ1300のノリはBMWですから当然でしょうな。

だから、見た目はボロくとも、エンジン内部は意外とマトモな状態で残っている確率が、同世代の空冷ZやCB-Fやカタナやショベルやドカティより高いのかも?まあ、私の経験に基づく主観的一事例にすぎないんですけど。
そーなると、CBX1000やGL1000、さらには王道であるBMWのRとかのエンジンの中身、今はどーなんでしょうなあ。

まあ、ハマショーみたいな袖切ったみっともないGジャン&革パン&シンプソンのメット的なノリの、知性ゼロなイタイ人がオーナーのZ/KZ1300 はどーかは知りませんが。

そんなこんなで具を摘出。
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いとあわれ。

しかし、思った以上にZ/KZ1300のクランクシャフト、重たいです。ショベルのクランクより重いんじゃね?だとすれば大概です。むしろ、Z1やローレプのクランクって、このぐらい重いのかしら。すごく気になるです。

いずれにしても、クランクシャフトがクソ重たいというのは絶対的正義です。

またまたZ/KZ1300の素晴らしさを実感できた、有意義な1日をすごしてしまいました。