直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

平助どのはつよかばい。

先日、ようやく「居眠り磐音 江戸双紙」の43巻まで読破したです。
そんなわけで、とりあえずは一段落。
 
ハイ、続きが早く読みたいです。佐伯先生働くのです!
これからの日本は、70歳を超えた老人も馬車馬の如く働かせる、老人虐待国家でなくてはなりません。
さあ書け!もっと書け!!
いずれにしても年内中に完結していただきたい。
まあ、そんな事したら佐伯先生、過労で死んじゃいますな。
 
前にも書きましたが、キャラの魅力がこのシリーズの原動力だと思うのです。
で、43巻まで読んでみて、やはり佐々木玲圓大先生と小田平助どのが武芸者枠では最高ですな。
 
特に2人のやりとり、
平助どの「いかんやろか」
玲圓大先生「よかよか」
は最高です。
 
昔の婚約者と今の彼女の事でウニウニ迷っていた磐音を稽古でフルボッコした、「炎の剣」「神保小路の剣聖」である玲圓大先生が、実はとんでもないお茶目さんであった真実、それを決定付けさせたこのくだりが大好きです。
他にも、自分より磐音のほうがチビッコには人気がある事を知り、しょぼんとするとことか最高です。
 
平助どのに至っては、たぶん、このシリーズに出てきた武芸者枠でも、ダントツにいいです。
なんたって、磐根・玲圓大先生に次ぐ実力者でありながら、ルックスは俳優の小倉久寛のまんま。それで話し方がとぼけた九州弁。
ところがマジ・モードだと、江戸時代の武芸者というより、戦国時代の戦闘民族そのもので、結構エグイ人です。特に「次はだれね」にはシビれます。
いずれにしても女性ファンには人気ないでしょうが、私ら冴えない無様な武左衛門系のオッサンたちの希望の光なのです。
 
敵方の武芸者でも、岸和田さんや橘右馬介さん、土子さんは良いですなあ。
あと、京都のアジトの立ち退きを命じられオロオロしているところ、お役人に紹介された物件を見に行って「アクセス最高じゃん、あ、オレ専用のの引きこもり部屋もある!よーし、アヤシイ電波を発信しまくるぞ!!」とテンション上がりまくって茶屋本家の策とも気付かずに、賃料が予算オーバーでも勢いで契約しちゃう雹田平とかカワイイです。
 
結論としては、殴られ屋の向田さんの再登場を切に願う所存でありますです御座候。