直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

馬鹿と煙は高い所が好き

首都高の平井大橋と言いますか、あの辺りの環状2号線をですね、特にオートバイで走行いたしますと、お尻の穴を震源に「ムズムズムズ~~!」ってするのですよ。
同様に、常磐道から三郷ICを通過して八潮線を爆走し、小菅のJCT環状2号線の内回りに突入。で、川口線との分岐点である扇大橋で5号線に向かう際、新たな本線と合流する途中のあの区間銀河鉄道999の地面から空に向かって敷かれたレールが、いきなり途切れる個所のようなあの区間。お尻のムズムズは限界に達し、自動車でも「もう無理、勘弁して~」と、思わず車外に飛び出したくなります。

要するに私は高所恐怖症なのであります。
特に自動車やオートバイを運転中、足が地面についていないじゃないですか。だからなのでしょう、恐さは倍増。山間の鉄橋や吊り橋に差し掛かると極端にスピードを落としてしまいます。

例え足が地面に床についていたとしても、高所は非常に恐ろしい。
家から自動車で1時間もかからない所に竜神大橋って観光地がありまして。まあ、高くてデカい吊り橋なのです。間違いなく言える事は、これを造った人はバカです。だって、この橋、橋板の一部が透明アクリルだったりするのですよ。絶対に頭がオカシイ。そーいや、東京タワーの展望台もそうなっていたな。ホント、気が狂っています。

何なんでしょう、この高所恐怖症って。

私の場合、高層建築や断崖絶壁とかの一歩踏み出せば即死亡って場所に立つと、思わず一歩踏み出したくなるのよ。引き寄せられるというか、落下したい衝動に駆られるのです。自殺願望なんか全くないのにね。
その瞬間、「アカン!アカン!」と理性が慌てふためき、自ら地上数十・数百メートルから落下したいという衝動に駆られる自分の異常心理に愕然とするのです。

だから「高いから恐い」のいではなく、「高い場所に行くと抗う事のできない死の衝動に襲われる」から恐いのだと、勝手に納得しています。

こーゆー破滅衝動って言いますか、絶対にやっちゃダメ!って事をやってみたくなるって、実は日常生活とかでもしょっちゅうありまして。

お店の棚に並んでいるガラスや陶器の器を、ガラガラガッシャーン!とかやってみたくなったりとか。
銅銭の穴に油を通している斎藤道三を後ろから蹴っ飛ばしてみたくなるとか。

生死に関わるほど重大で、一歩間違えれば取り返しのつかないギリギリの危うい状態だったりなんかする程、余計にそういう衝動に駆られゾクゾクします。

まあ、私の精神が病んでいるだけかも知れませんが、多くの人々が程度の差こそあれ、こーいった破滅衝動・台無し感覚があると思います。しかし、これこそ、退屈で単調な日常に彩を添えるスパイスであり、芸術的興奮の源泉なのです!

ちょっと、東尋坊に行ってきます