直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

虫ケラ以下の貴様に1回だけチャンスをやろう

場は整ったので、中身の調達なのです。

まずは濾過装置をどーするか?
魚類を始めとした水棲生物の飼育には、濾過装置は必須です。だからこそアンチテーゼとして、バランスドアクアリウムが光り輝くのです。

そりゃまあ、ブクブクを使った底面濾過ですな。
だって水槽のオマケでブクブクが付いてきたのですもの。ブクブク活用式の家庭用水棲生物飼育濾過装置で最も優秀である底面濾過装置、値段は1000円ぐらいですからね。これこそコスパというモノです。

ゲンゴロウってお尻で息をするのです。
正確には、お尻の先端を水面に突出し、空気を胴体と羽の隙間に取り入れ、水中活動中はその空気を呼吸するのよ。スキューバダイビング方式ですね。
だから、水面があんまり波立つと空気補充が上手くいかなのでよろしくない。
そーした観点からも、揚水力弱いので水面があまり波立たず、床材全てを濾過槽とする高効率なブクブク式底面濾過が適していると思うワケだと思うのです。

そりゃ、まあ、パワーフィルターがベストなんですけどね。
しかし、古めかしい、チープな設備で飼育する事が、ゲンゴロウ飼育の要諦のような気がしていまして。
そもそもパワーフィルター、高いし。いろんなメーカーが出していて、意外とお手頃価格のもありますが、ブランド崇拝主義者の私としてはエーハイム以外は選択肢にございません。実際、エーハイムのパワーフィルターが一番カッコイイし。
なによりも恐怖の自動車税7万6400円を控えた今、節約こそが正義なのであります。

底面濾過装置の場合、床材の選択が重要です。
そりゃアンタ、ソイルでしょ。
ソイルとは、「観賞魚水草赤玉土」です。
昔ながらの砂利、大磯と違って米研ぎよろしく洗わないで使える、つーか洗えない代物です。
土を固めたモノだから、米研ぎするとただの土に戻ってしまうのです。
そーゆー脆いモノですから、1年スパンで新品に交換しなければなりません。しかし、底面濾過装置もそのくらいのスパンでリセットしなければならないので、なんだかんだで相性のいい組み合わせだと思います、底面濾過装置とソイルって。

でですな、実はゲンゴロウって甲羅干しをするのです。
空を飛ぶために身体を乾かす以外にも、水中から出て甲羅干しをするのです。
何でするかと言うと、しないと身体にミズカビが生えるからです。
だからゲンゴロウを飼育する場合、甲羅干しができるスペースを用意しなければなりません。

どーするか?
そりゃ、流木ですよ。
水面にテッペンが飛び出るくらいのデカイ流木を使えば問題解決です。

そんで、買ったさ、流木、形もサイズもバッチリの3000円ぐらいの高級なヤツ。
流木はまず、アク抜きをしなければなりません。衣装ケースに水を張り、高級流木をドボン。
浮きます。

え~~~~~~~!!!

この高級流木、今なお庭にある水張った衣装ケースでプカプカ浮いています。
見えない部分に散々ドリルで穴をホガしたのですが、一向に沈む気配がない。
いつになったら沈むのやら・・・・。

そんなワケでして、今は暫定的に安物の貧相な流木2本を組み合わせて、どうにか甲羅干しスペースを確保している状況です。いとかなし。

水槽レイアウトと言えば水草です。
ゲンゴロウの水槽ですからね。可能な限り日本産の水草で構成したいものです。
そんでまあ、イロイロ買ってきて、ブツブツ植えたのですけどね。
流石にランドマークタワーとなるハズの流木がないので、殺風景を通り越して荒涼とした水槽レイアウトと相成りましたです。いや、水草を増やせばいいのですが、そうしちゃうと今度は流木が沈むようになった際、その設置場所がなくなってしまうではないですか。

このように、極めて不本意な水槽レイアウトのまま6匹のゲンゴロウを投入。
ついでに、掃除要員としてミナミヌマエビとヒメタニシも10匹ずつ配置。

ようやく、本格的なゲンゴロウアクアリウムがスタートしたのであります。

まだまだ続きます。