直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

クックパッド

そーなんですよ。書庫のタイトルを「暮らしの怪文書」ってしたのは、もっと生活に役立つ情報を発信させたいとの思いからだったのです。
ですが、どーですか?
オートバイと野暮の極みの政治・社会論評ばかり。
イカン、イカンですぞ~!

でまあ、私が発見した安くて美味しいレシピ。
こーゆーのが「暮らし」を冠たるブログには必須アイテムなのであります。

まずね、ブタのスペアリブ肉を買うのよね。
コレさ、「甘辛く」が定番じゃないですか。あーのね、甘辛って万能ではないし、甘辛にしておけば問題ないって、味覚障害者の常套文句です。
豚肉のスペアリブ。あれ、塩と酒と胡椒と生姜と唐辛子「だけ」で煮込むとね、ビールのアテとして素晴らし逸品になります。

肉の本質が理解できない初心者の皆さん、特に日本人の場合、「お刺身」というパーフェクト魚料理があるので勘違いしている人が多いです。
あのね、A5ランクの和牛はさ、しゃぶしゃぶかすき焼き以外には使うべきではないよ。
アレを焼肉とかステーキとか、ウ~ン確かに美味ししいけどね、少なくとも私にとって牛肉を「焼く」のであれば、アンガス牛が絶対正義です。特にリブとかTボーンとか。

肉食なる野蛮な快楽に身を委ねるのであれば、「ローレン・ローレン・ローレン」なノリでアンガスを貪り喰うワケでして、日本的食道楽ならば、やっぱ松坂・神戸・近江あたりのA5で「しゃぶ・しゃぶ」するのが粋でいなせなのでしょうなあ。

豚肉塩煮込み、これね、ほんのちょっとだけお砂糖入れるのがコツです。
いずれにしても、甘辛くないブタのスペアリブ、肉の本当の美味しさが堪能できて、万人受けはせんでしょが、私のようなアル中人間にはオススメです。

あとね。
アサリの酒蒸し。
まあ、アサリ以外、二枚貝ならなんでもいいのですが、コレ、やっぱ洋風のほうが美味いです。
ニンニクがね、重要なのね。
和風だと、「濃いお吸い物」でしかない。
これ、酒のアテには物足りない。まあ、私のような辛口・ガッツン!系のお酒好きの人限定なんでしょうけど。
ペペロンチーノの美味しさの核心を、アサリの酒蒸しに求めるのではあれば、やっぱアサリの酒蒸しは、洋風が正義ですな。

でね。
今日やってみたのよ。
まずは砂出し。
最近は、50度ぐらいののお湯でヤルのがトレンド。
50度だよ。あーた、50度のお風呂に入れますかいな?少なくとも、私は無理です。入ったら全身火傷で死にます。
そんな熱湯風呂を、私たち人類はアサリに強制します。アウシュビッにおけるユダヤ人に対するナチスと同じです。だって、どーせ殺して食べるのですから。

熱湯風呂で「熱い!熱い!」と砂を吐き出すアサリ達を、オリーブオイルとニンニクをチンチンに熱したフライパンにブチ込みます。
最初はおすまし顔のアサリ達。「あ、アカン、コレはアカンで~」となった瞬間、フライパンンの蓋をします。
「熱いよ~!死んじゃうよう~!」とパカパカと口を開くアサリ達。
そんな様子を、ガラス製のフライパン蓋越しに見下します。

やがて蒸し殺され息絶えるアサリ達。
理不尽に未来を奪われたアサリ達は、チビ・ハゲ・デブのアル中オヤジの酒の肴になりました。

あ、身が痩せ過ぎであんま美味くねーな。
捨てちまおう。