直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

ウヨクとサヨクの話

未だに、「右翼=軍国主義」、「左翼=アカ」とかってバカ丸出しのイメージ・認識の人っているのかしら?
たぶんいるんでしょうね。世の中にバカはたくさんいますから。

議会で議長席から見て、右側に座っていた人々を「右翼」、左に座っていた人々を「左翼」と呼びます。
議会は議論をする場です。様々な考え方や立場の人々を1ヶ所にまとめて、喧々諤々と言い争いをさせる場です。
すなわち蠱毒の一種です。

様々な考え・立場の人々をごちゃ混ぜに座らせて言い争いをさせると、あっちこっちでケンカが始まって、何か収拾がつかないものだから、ザックリと「保守の考え・立場の人」と、「革新の考え・立場の人」の2つのグループに分けて、座る場所を決めたとさ。
その時、保守が右側、革新が左側、となったのね。

まあ、それだけの話ですよ。

なんで右が保守で、左が革新になったのか?ワカリマセン。理由があるのかもしれませんし、ないのかもしれません。
つまり、どーでもイイ事です。

右翼、すなわち保守とは、「今の社会制度や構造を存続・発展させるのが正しい」という考え方です。
音楽に例えるならクラシック。

左翼、すなわち革新とは、「今の社会制度や構造を根本から変えるのが正しい」という考え方です。
音楽に例えるならロッックンロール。

損・得の話だと、既得権益でヌクヌクな皆さんは保守が都合がイイです。
逆に、既得権益の恩恵を受けられない皆さんは、革新のほうが都合がイイですね。勝ち組・負け組の一発逆転が可能ですからな。

さてさて。
既得権益、すごく悪い事みたいに扱われていますけど、ホントにそーなのかしら?
日本だとさ、正社員と非正規社員の労働条件とか賃金って雲泥の差ですよね。

安部クンじゃないですけど、同じ労働時間で、同じ成果であれば、どー考えても同一労働・同一賃金が筋ですよ。
しかし日本社会の雇用形態はその歴史的経緯から「正社員は非正規社員より上の身分」って論理的正当性が欠落した慣習が生れたワケです。
つまり、正社員という身分は「既得権益」って事ですね。

既得権益が全部悪いってんなら、正社員なんか廃止にしちまって、みんな非正規社員にしちまって、賃金・労働条件・社会保障非正規社員レベルに引き下ればいいんですよ

・・・とまあ、こーゆ極論・暴論、当たり前ですが「ちょっと待ったあああ~~~~!!」ですわいな。
でも、そう叫ぶのは正社員の人々だけですよ。そこを自覚しなければ。

そりゃあまあね、正社員の今の身分・処遇を確保したまま、非正規の賃金・労働条件をアップできりゃ世話ないんですけど、実際はどこの企業も人件費には限度がありますから、片方を上げれば、もう片方は下がります。
平均化したらどーなるか?
正社員は給料が減り、非正規の給料は多少はアップしてもやっぱり人並の暮らしをするには充分ではない。結局、両者の不満だけが残ります。
ダメじゃん。

ここで話が戻りますけど、保守は「正社員が優遇される雇用形態を守るべき」となる筈です。
革新は、「非正規社員が報われるよう、正社員が優遇される雇用形態を変えよう」となる筈です。
ですが、日本の場合、全くの真逆です。
それというのも、日本の額面上は革新政党である民進党、こやつらの最大支持団体が連合ってヤツでして。基本的に民進党は組織票のため、連合の顔色を窺う構図です。

連合は、産別労働組合の集合体。日本の労働組合は原則、正社員オンリーです。
つーまーり、連合は正社員なる既得権益を守るのが使命です。当然、労働・雇用関係の規制緩和は断固反対の立場です。

まあ、最近は「非正規の組織化・底上げ」って喚いていますが、その目的は「正社員を守るため」ですからね。日本の労働人口の約4割は非正規が占めている状況だと、非正規を組合員化して高コストの労働力に転換しないと、正社員は全員解雇になりかねない。そーなると、ただでさえ少ない組合員数はさらに減り、組織が維持できない。だから「非正規の組織化・底上げ」なんですね。
逆に言えば、正規社員という既得権益さえ守れるならば、非正規なんてどーなろうが知ったこっちゃない。
そもそも全雇用労働者のうち、連合組合員が占める割合って2割以下ですよ。全労働者の代表では断じてありません。大企業の勝ち組正社員が自らの既得権益を守るために結成したお友達クラブです。

一方、安部クンの言っている「同一労働・同一賃金」ってさ、冗談抜きに、正社員という既得権益を失くして、全ての労働者を非正規にして労働コストを減らそうってのが目的です。「労働コスト削減」と言うと総スカンを喰らうので、「生産性の向上」と言ってます。
いずれにしても労働コストの削減ともなりゃ経団連は大喜び。
これ、保守政党の総裁として、非常に正しいですな。

議会制民主主義における保守と革新の対立構造って、最初は王様と民衆だったワケ。
で、産業革命が起きたら、資本家と労働者の対立に。
それは今も基本的には変わっていない。
ただ、資本家階級も労働者階級もそれぞれ多様化してしまい、どちらの階級も一枚岩ではなくなった。
資本家階級でも規制緩和に賛成・反対で分かれるし、労働者階級も正規・非正規で対立します。
結局は、既得権益を守る側と奪う側で対立する。
その対立が、結果的に最大公約数の落としどころを見つけて、いい塩梅の法律やら政策が決まります。これが議会制民主主義なる政治システムです。

保守は、「今のまんまの日本が良い」わけですから、それを守ろうとします。結果、愛国的であったりします。でもって日本の場合、日本海を挟んで中国とか南北朝鮮とか、頭のおかしい犯罪国家群がでーんと構えておりますから、保守な皆さんは軍備増強・三国人排斥に流れやすいですね。
革新は、「今のまんまの日本では問題あり!」ですから、現状日本を愛しなさいといわれても困るでしょうし、現状日本をぶっ壊すため、現状日本のご主人様であるアメリカ様に逆らって、日本を敵視している中国・南北朝鮮にすり寄りがちになるのも仕方がない事です。

この辺りのそれぞれの特色、極めてエキセントリックで目立つから、右翼は軍国、左翼はアカってイメージになっちゃうんでしょうね。
「戦争反対」「自由・平等・博愛」ってお題目、保守も革新も一緒ですよ。つーか誰も反対せんでしょ。
むしろ「私たちの党は戦争反対で、自由・平等・博愛を一番に考えます」とかワザワザ宣伝する政党は、保守でも革新でもない、単なるペテン師集団です。

そもそも保守と革新の違いは「誰の利益を優先するか」だけです。
北朝鮮ICBMは日本国民を分け隔てなく平等に虐殺しますから、保守も革新も経済制裁・外交圧力・武力行使など各方法論で意見が対立するでしょうが、それでも場合によっては望まぬ武力行使も止む無しってのは共通認識になる筈です。
ところが「憲法9条があるから武力行使は断固反対」とか言い出す連中は、まあ、間違いなく三国人の手先ですな。

保守は、「今のまんまで素晴らしいのだから政府は放っておきましょう」ってスタンスですので、必然的に小さな政府。

経済は市場原理の自由競争に任せます。当然、個人の能力差によって格差はバンバン拡大します。能力の低い連中はゴミクズの人生を送らにゃならんが、能力のある人は納得のいく人生が送れます。
社会保障も縮小・廃止されるでしょうな。年金も健康保険も廃止になる。老後や病気が怖いなら、自己責任でなんとかしなさい。国は知らん。そのために税金下げて社会保険料って負担を失くしたんだからさ。後はご自由に。
そうなりゃまあ、無能な方々は金が稼げないので民間損保の各種保険とかに加入して自己防衛ができません。医者にもおいそれとは診てもらえません。公立学校も全廃になるでしょうから、無能な連中は子どもを学校に通わせられなくなる。貧困が固定化し、犯罪が増えるでしょうね。
社会不安が増大する事など知らぬ存ぜぬで、企業はさらなる安い労働力を求めます。政府も金も手間もかからんし、企業が儲かるってんで移民制度がスタート。三国人が国内に大量に流入し、無能な連中はそれまで辛うじてしがみついていた底辺職業すら奪われ、さらにカオスな状態に。
結果、泥沼のテロや内戦の口火が切られたとさ。

革新は、「今のまんまじゃマズイので、政府があらゆる分野に積極的に関与して、これまで虐げられてきた弱者に富を還元させましょう」ってなるわけで、必然的に大きな政府に。

上げ膳・据え膳の行政機関が乱立し、莫大なコストアップで年収の半分以上が税金や社会保険料で持って行かれます。
でも、その代り、医療費・教育費・が全部タダ。年金の月額も現役時代の月給より多くなったりして。個人能力による所得格差が最小限となり、誰もが同じような感じで可もなく不可もなくの人生を送れるようになります。
仕事で成果を出し、その分の対価として給料が上がっても、その分を税金として徴収されます。結局、有能・無能に関係なく手取りは同じ。だったたら誰も一生懸命に働かんでしょうね。
そーなりゃ企業の成長も競争力もダダ下がりで、経済は衰退する一方でしょう。国際競争の時代、必然的に企業倒産が多発。日本中が失業者で溢れます。税金も保険料も払えないこの失業者たちに、政府は生活保護費を支払います。
そのために、さらに税金・保険料を引き上げます。企業倒産・失業者はさらに増加。で、さらなる増税・保険料アップ。破滅への自転車操業が開幕し、最終的にAIIBに資金を融資してもらい、見事に中国の奴隷国家に成り下がる。

保守と革新どっちもどっちで、それぞれ良い面・悪い面があるって事ですよ。
ここで注意したいのは、保守と革新の対立とは、資本主義と共産主義の、いわゆるイデオロギーによる対立とは異なります。人間は生まれながらにして不公平で不平等という、人類なる種の根源的かつ宿命的な対立です。この対立がイデオロギーの元となったので、なんかごっちゃになりやすいのですが、民主主義における保守と革新はイデオロギーとは無関係です。
この辺の区別がつかない残念脳な方々が、「我らこそリベラル!」ってデカイ顔をして堂々と嘘をつくアカの手先に騙されるんですよ。今の民進党とか、社民党とか、共産党とか、あんな連中、断じて革新ではないですぞ。そもそもリベラルってのは自由主義って意味で、厳密には革新とは違うし。

保守と革新は平行線で対立しますから、基本的には相容れません。議会における最大公約数も、数の論理次第では、政府与党の言い分がが9割以上で、野党の言い分は1割以下なんてなりかねません。
これじゃ時の政府与党の独裁になってしまい、金持ちか貧乏人のどちらか一方が迫害されまくるから、議会の保守と革新の議席数のバランスって重要です。
なんだっけ?以前、安部クンが民進党だかに向かって「お前ら、もう少しちゃんとしろ!」って叱咤激励していたなあ。独裁やっている本人が我慢できないってんですから、ホント、民進党ってウジムシ以下なんだろうなあ。

そんなワケでして、選挙って実は大切なのです。
政権交代という一種の無血革命を起こすためだけでなく、議会のバランス調整のためにもね。
ただ日本の場合、最大の問題は革新政党が存在しない事なんですけど。

基本的に選挙って、政治家を選ぶものじゃないですよ。
具体的な政策で選ぶものでもないですよ。
政党を選ぶものです。
極端な話、自民党公明党の議員が人間ではなく全員ゴキブリで、民進党共産党議員が人間ではなく全員ウジムシでも全く問題ありません。そもそも政治家個人のスペック・人間性なんか、今の時代の日本の政治に必要ないですから。

どんな法案・政策かを決めるのは政府与党です。ですが基本的に霞が関のお役人様が自分らで作った法案・政策案・予算案を政府与党に「どーすか?コレ」とお伺いを立て、「OK」となればあとは国会でうだうだやって、法案成立!政策決定!予算通過!ってなるのよね。

お役人様は頭が良いので、時の政権与党が保守なら貧乏人を虐げて金持ちに甘い汁を啜らす政策、革新なら金持ちの財産を無慈悲に強奪し貧乏人に配分する政策となるよう、完成度の高い法案・政策案・予算案を作りわけるので、基本的に政治家は是非を判断する必要がありません。
議会や各種委員会での質疑応答も、結局は政府は「これで100点満点」と繰り返すだけ、野党は不毛な揚げ足取りやスキャンダル追及に終始。
これ、どーしよーもないのよ。日本社会がすでに数多の利害関係が複雑に絡み合ってガッチガチに硬化した成熟社会で、どんな議案も予定調和の結論ありきなもんだから、どんなに優秀な人々がいくら頑張って議論しようとしても、不毛な水掛け論にしかならんのよね。
だったら政治家なんてニンゲンでなくていいじゃん。だったら薄汚いジジイやババアよりも、モフモフで可愛いのウサギさんやネコさんのほうがいいじゃないですか。そっちほうが国会中継、和むわ~。

だから政党で選ぶんですよ。政治家とか政策で選ぶもんじゃあありません。

政党を選ぶ方法とは?
まず自分の社会的立場・身分を正確に把握する。
有能で既得権益ズブズブの金持ちは保守政党に、無能なタカリ屋根性の貧乏人は革新政党jに。
これでだいたい間違いないですね。自分の損得勘定だけでいいんですよ。

でもって、さらに高度な選び方は、国内外のあらゆる分野の情勢を的確に分析し、その時点で日本は小さな政府であるべきか、大きな政府であるべきかを判断し、政権を担うのに適した政党に投票する。
これぞ真の個人主義に基づいた、民主主義の本来あるべき姿です。
これは、国政選挙に限らず、地方選挙も同様。
さて、これができる人が今、東京都にどれだけいるのかしら?

てなわけで、全く都議会選挙とは一切関係ない、茨城県民である私が無責任に結果を予想。
都民ファーストが第一党。これは鉄板。なぜなら東京都民ってバカだもん。
自民党議席をそれなりに減らしても、かろうじて次の選挙での復活可能な数を確保。
公明党は全員当選で現状維持。創価学会の組織票ナメんなよ!
共産党は、意外と善戦して被害は最小限度、ひょっとして議席を減らすどころか増やすかも?
民進党はご臨終。1つでも議席が確保できれば御の字って感じ。

基本的に、テレビや新聞やネットの予想と変わりません。
そもそもが消去法ですからね、今回の都議会選挙。
自民党に入れたくないから都民ファーストって構図。

つーかさ、ナントカ学園とか自民党の国会議員によるどーでもいい失言とかが、地方ローカル選挙の逆風になるって何なの?関連性ゼロじゃん。それが「自民党に投票したくない理由」になるという事実を目の当たりにする度に、私はこの国の大衆の稚拙な思考回路に愕然としますです。

でもまあ理由はさておき、自民も都民ファーストもどっちもイヤ!って人、浮動票の多数派ではないにしろそれなりにいます。

公明党は組織票だけで勝つので、公明党へ流れる浮動票は死に票だから結果に影響しないですし。
謎の中国人レン・ホー率いる民進党の信頼性は、今や幸福実現党以下。そもそもかつての民主党の「反自民の受け皿」というポジションに都民ファーストが収まってしまいましたからね。どーしようもないです。

だから結果的に、こーゆー選挙だと棄権の意思表示としてヤケクソ浮動票が、共産党に流れてしまう恐ろしい事態が発生しやすいのよね。

だからまあ、知性・知能が完全に欠落したタカリ屋気質の意地汚くて卑しい低所得シングルマザーとかいう最下層民は、「無料の保育所!働く女性に優しい社会!」などとキチガイじみた妄言を喚き散らしながら、都民ファーストにでも投票しときなさい。
そもそもバカなんだから投票とかすんな。