ステージ上でオナニーを披露したジミヘンはやっぱり神である
全くもってどーでもいいニュースなんですけど。
私、すごく、違和感を感じるのです。
特に、このニュース記事に対する閲覧者のコメント。
いわゆる「オタ芸」っていうの？マイケル・ジャクソンのスリラーのダンスの出来損ないみたいなヤツ？暴走族のタコ躍りみたいなヤツ？あんなモノから迷惑を蒙るなんざ、普通に生活している限り絶対ねーよ。
そりゃあ、まあ、夜に私が「さあ寝るか」って床に就くタイミングを見計らって、庭先でキモオタ達がオタ芸とかをいきなり始めたら、450mmのモンキーレンチで脳ミソが頭蓋から飛び散るまで滅多打ちにしますけど、そんな異常事態、断言しますが絶対にないでしょ？
つーか私、四捨五入したら50年間、人として生きてきましたが、アニメオタクに迷惑かけられた事なんかねーし。
別にいいじゃんアニメオタク。私の、っていうか、まともな人たちとは関わり合いにならない人種なんだから、こっちに迷惑をかけない限り、好きにしてりゃいいじゃないですか。
そもそもさ、アニメロサマーライブなんてイベントに出向く輩、会場で騒ごうがお行儀よくしてようが、全部まとめて激烈キモい「アニメオタク」でしょ？
傍から見れば全員キモイよ。
そんな内側で、マナーがどーの、危険行為がどーのって、一般社会に訴えるっコイツら、真正のバカじゃねーの？
だから、傍か見ている我々としてはですね、限定された場で、うるさく騒ぐキモいアニメオタクが、大人しくしているキモいアニメオタクを傷つけようが死なそうがどーでもいいです。アニメオタクなんて、こっち側に迷惑をかけない限り存在を許されているだけであり、その命はガガンボよりも軽いですからな。
その辺りの、アニメオタクに対する社会認識を知らず、自分たち騒がないアニメオタクには基本的人権があると錯覚し、同胞であるオタ芸で騒ぐアニメオタクを糾弾する神経。
滑稽を通り越して、哀れを通り越して、害毒です。
オタ芸ってのも、アニメオタク文化の1ジャンルだと思うのですよ。もちろん、同じアニメオタクでも不快に感じる人、嫌いな人がいるでしょう。でもですね、「自分が不快に感じる・嫌い」って事でそれを否定するのは、極めて乱暴です。
でまあ、アニメロサマーライブの主催者さんは、このイベントを「大人しいアニメオタク向け」にしたいって事なのですね。それだけの話ですよ。
なのに、自分たちとは縁もゆかりもない主催者の判断を、まるでで自分たち「大人しくライブを鑑賞する派」の勝利宣言かの如く、オタ芸至上主義の同胞を糾弾するメンタリティ。ホントに幼稚ですね。
門外漢の私でも、「オタ芸こそ我が命！」ってな連中向けのライブやイベントもあるべきと思いますよ。
いや、別にあんなモン、私が20代で日常的に触れていた、オートバイ外道向けの「アングラ・サイケ・ドラッグの理解を深め、エレクチオンを共有するほのぼのライブ」とかに比べりゃ、極めて人畜無害で健全ですよ。
ノリやファッションとか、その場にそぐわない女性客ってだけで、観客達の自然発生した共通の意志でその女性をウェーブでステージ上に放り込む。その女性は、バンドメンバーによって下着を含め衣服を力づくで引き剥がされ、全裸状態でオマンコをおっぴろげられて晒される。最終的にはバンドメンバー全員にレイプされる。その状況に、オーディエンス達は熱狂する・・・。
うん。あのノリは流石に引いたわ。
まあ、そーゆー愉快な音楽会に比べりゃ、オタ芸なんざ幼稚園児のお遊戯みたいなもんでしょ？
そんな人畜無害なオタ芸が今では、20年ぐらい前の渋谷や六本木の如何わしいライブハウスで、広げたビール傘を肛門にぶっ刺した全裸の男性ボーカルがZZトップを熱唱する以上に、反社会的なのですな。
アニメオタクなんて、本来はアングラであったのに、無理やり日の当たる場所に連れ出されて、それで幼稚で思考停止した倫理観を押し付けられている。それによって、アニメオタク文化が形骸化していく。
すごく怖いです、こーゆー社会の流れっって。
いやですね、「オレにブタを食わせやがった！！」ってブチ切れて、とんこつラーメン屋の店主を殴り殺すイスラム教徒。それを「イスラムな人をおもてなし出来なかったとんこつラーメン屋の店主の落ち度」って判断する今の日本の社会風潮。
そりゃ、その国の言語の習熟を怠った日本人の落ち度ですよ。
じゃあさ、日本語を全く理解できないアメリカ人や韓国人が、言葉によるトラブルに見舞われました。それを防ぐため、日本人は英語を勉強しましょう！
これってオカシクね？
私もね、オッサンですから現実世界では、空気を読むとか、理不尽の容認とかしますよ。そんな私でも、こーゆー「日本語は捨てよ」ってノリ、KYのキチガイ認定されても構わんから、決死の覚悟で阻止に向けできる事をやりますです。
グローバル化における、異人種・異文化の邂逅。そこで生じる嫌悪感や抵抗感は正常です。だって、自分が小学生の頃、ある日突然、自分のクラスにアフリカクロハダカチンパンジー（黒人）が転校生としてやってきたら、大概の人はビックリしてビビるでしょ？
それを乗り越えるのが、真の他者との理解であり、人間の英知ってヤツだと思います。
正常かつ健全なな精神に基づいた差別を、高度な理性と知性で払拭する。
それが、本当の意味でのグローバル化。
むしろ強制的な同質化こそ、差別の温床であり、多様化した価値観の相互理解の障害となる害毒です。
てなワケでして、マトモに日本語が使えない段階の小学生に対する英語教育、害毒以外の何物でもないのでやめなさい。
