筑波の味
別に四六のガマの活き造りではありません。
毎年この時期、筑波サーキットで「テイスト・オブ・ツクバ」というレースイベントがあるのです。
以前からそこそこ興味があったので、本日わざわざ足を運んでみた次第であります。
どんなモノかと言うと、正直、意図も趣旨も目的もよくワカラン草レースでしてですな、要は「いい歳したオッサンが、ガキの頃に自分達が熱狂した、現在では時代遅れのポンコツオートバイを使って競争するイベント」です。
そんなアホなイベントに、早起きして出掛ける私も大概です。
8時ぐらいに到着すると、イベントを観覧しに来たオートバイと運転手が、サーキットの入り口になんか佃煮にするぐらい大量に湧いており、想像以上に盛況でしたです。私は特に考えもなしにプラ~っと中に入り、天井の低いトンネルを抜けると、そこはパドックでした。
おーおー、あるわあるわ。手作り感満載の古めかしい改造オートバイが。
フムフム、成程成程。へー、空冷ZやGSって、意外と大きいのですな。以上。
つーかさ、Z1300・CBX1000(繰り返し述べますが1000と書かないと、20年ぐらい昔、近所の裏山に大量放棄されていた教習車と勘違いする人がいるので)は1台もなし。
まあ、我ら高尚な六発上流階級は、こういった少気筒数下層階級がはびこる低俗な場には相応しくありませぬからなあ。わはははははは。
・・・ウソです。どこかのお店か個人様、がんばってくださいです。Z1300やCBX1000の圧倒的な力と存在感を筑波サーキットで証明してあげてくださいです。
で、気付いたのです。私、前売り券持参で来たのですが、もぎりでチケットを渡していなかったのですよ。そんで、手近にいた警備のオジサンに前売り券を見せ「コレってどこに渡せばいいの?」と尋ねたら、「あらららら。まあ、もう入っちゃったんだから良いですよ。なんなら私が半券切りますよ」だってさ。
で、切ってもらいました。
それでいーのか?筑波サーキット!
午前中は各クラスの予選の最中でして。あちらこちらでブオンブオンと空吹かし。
なんか、「なにメンチ切っとんのじゃワレ?」「やんのかコラ?」と喚き散らしているように聞こえました。
まあ実際、このイベントの客、そんな感じでしたからなあ。
長淵剛や矢沢永吉の出来損ないみたいなオッサンや、オートバイ乗りのコスプレした秋葉原のキモオタみたいな連中ばっか。女は女で、場末のスナックのホステスみたいな感じ。何かに雰囲気が似ているなあと思ったら、そーだ運転免許センターにそっくりでした。あそこにいる連中も、何故かやたらとDQN率が高いです。
まあ、小汚いチビ・ハゲ・デブのオッサンである私が言うのもナニですが。
そんな感じで会場内をブラブラしていたらですな、コース上でオートバイが燃えていました。久しぶりに見たです。それより、この燃えたオートバイのライダーさん大丈夫だったのかしら?近くで見ていたのですが、立ち上がれずに結構ヤバイ感じでした。
で、お昼頃から決勝スタート。
てか、今回のテイスト・オブ・ツクバ、荒れまくりだったそうです。アナウンサーさんもおしゃっていました。
たぶん、こーゆーイベントにそぐわない私が観に来ていたからでしょうな。
まあ、お蔭でクラス毎の暫定表彰式の、内輪ネタ発表会かの如きクソツマラン勝利者インタービューが端折られました。これこそまさに怪我の功名。
私のお目当てであるモンスタークラスは、ローレプ・MKⅡの空冷Zのワンツーフィニッシュでありました。いとめでたい。
ただ、密かに応援していたCB750K(RC01)の結果が決勝でどーなったのかよーわかりませんでしたです。予選じゃ、「なに?あのクソ速いビジバイ?!超ウケる~~~~wwwwwww」って感じで、最高にクールで、超絶かっこよく、極めて素晴らしかったので。
こーゆー変な不人気オートバイが、プレミア価格の人気車をバッタバッタとなぎ倒す光景こそ、こーゆー知的水準の低いおバカで愉快な草レースの醍醐味だと思うです。
他にも、ドカティの851はズルい気もしたけど速かった。むしろドカティに喰らいついていったVFRを称えるべきですな。
そんなこんなで、なかなか楽しめた1日でありましたです。
で、結論を述べると、今からちょっとGPZ1000RX買ってきます。
訂正
今しがた、筑波サーキットHPのリザルトを見ましたら、モンスターA組の2位は1100カタナで、MKⅡは4位でしたです。たぶん、パンフレットに載っていた去年の結果から、自分の都合のいいように脳内変換していたみたいです。
謹んでお詫び申し上げますです。