久しぶりに映画「ハンニバル」でも観ようかしら?
去年の夏から動かなくなった、ナンバー付の部品取り車。
ちなみに、1番・2番のインマニ間の溝の赤色は私の血液です。素手でもぞもぞイジっていたらエッジで切りました。処女ではないから、私の血液を吸ってもこのオートバイ、復活しないでしょうなあ。
てなワケで。
それはさておき、まあ、車検がまだ1年残っていますので、今月に入ってから動くようにしようと前向きに努力してきました。
キャブをこれでもかってぐらい、分解して、洗って、組み立てて、調整しまくりました。
点火時期も合せました。プラグもちゃんと火花が飛んでいます。バッテリーもちゃんと充電しました。
セルモーターもリプロの新品に交換しました。
で、いざ始動!
「ぼぼぼぼ~、しゅん」です。
火は入るのに、アイドリングが始まりません。なんか、もうね、チグハグなんですわ。
・・・・・・・・。
でまあ、シリンダーヘッドカバーを御開帳。
とりあえず、バルブクリアランスを測りましょう。
エンジン右側のジェネレーターカバーを外して、ローターを回して、「T」マークをクランクケースの継ぎ目に合せ、1番と6番の上死点を出します。で、シックネスゲージを突っ込みま・・・せん。つーか無理です。
何故なら、カムがタペットを押し込んでいるからです。
で、カムシャフトのスプロケットの合わせマークを見ると、く、狂っていやがる!
IN側はちゃんとしているのに、EX側がヘッドとケースの繋ぎ目の遥か下方に至っておりまする。
??????。何ぞコレ?どーしてこーなった?
そもそも一体いつ、こーなった?買った時からか?それとも昨年の夏なのか?
知りません。どーでもいいです。
とにかく、カムシャフトのホルダーを全て外します。で、EX側のカムシャフトをスプロケットの合わせマークが、ヘッドとケースの繋ぎ目とぴったり合うようにして、ホルダーのネジを均等に締めます。全てを締め終ると、ハイ、ズレています。ムキ~~~!
そんでまあ、考えてみたら、2番のカムがタペットを押し込む位置になるからですな。シャコマンとかで予め、カムホルダーを押さえ付けて、カムごと2番のタペットを沈ませれば良いのでしょうが、そんな都合の良いサイズと形状のシャコマンなんて我が家にはございません。
そこで保管中の全バラ状態のヘッドに、カムシャフトを載せて、スプロケットの合わせマークが継ぎ目にピッタリとなった時の6番カムの位置を確認。6番のカム位置を見ながら、順々に締め込んでみましょう。
なんとか上手くいきました。
で、EXのスプロケットの合わせマークからカムチェーンの17コマ目が、IN側の合わせマークの真上のスプロケット歯に至るようにして、IN側のカムシャフトをセットします。でもって、カムホルダーを固定。理論上、EX側はドンピシャですから、サービスマニュアルのイラストのように、IN側は真上に、合わせマークが位置するはずですが、何故かIN側、エンジン右側から見て少し右にズレています。コマ数を間違えたのか?
私、一応は義務教育は受けていますので10以上の数字も、正確に数えられます。念のため、数え直したら合っています。
コレは何故?チェーンが伸びて左にズレるのであればまだしも、何で右なんじゃ?もーワケがワカランわ。
で、まあ、日も暮れてきたし、もーいいやという事で、蓋をしました。
人生初のDOHCエンジンのバルブタイミングですからですから、こんなもんでしょ。
あ、バルブクリアランスを測るのを忘れていました。もう一回、蓋を外さなきゃ。ボルトがが32本もあるから超絶メンドイのです。
死にたい。