直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

少佐の演説と、エロエロセーラームーンと、実はルパンは不二子ちゃん童貞でいいと思うです

最近観たアニメなんですけどね。
ヘルシング」と「キルラキル」と「峰不二子という女」は秀逸でありますです。

ヘルシングは、厨二病全開の、オカルト放送禁止バトルアクションです。少佐もスバラシイですが、アンデルセン神父(アナゴさん)が完璧です。つーかですな、余計なお世話なのですが、ナチより、バチカンがアレはヨーロッパ的にマズいと思うです。世界的に売れてる漫画&アニメで。
問題点としては、途中途中に挿入されるディフォルメギャグパートのつまらなさ・出来の悪さが惜しいです。でも、吸血鬼をテーマにした物語としては、すごく出来が良いです。
まあ、本作の主人公である少佐はパタリロです。という事は、アーカードインテグラルがバンコランで、セラスがマライヒアンデルセンはヒューイット?それはイヤだ。

キルラキルは、けっこう仮面と、キューティー・ハニーと、デビルマンと、ど根性ガエルと、魁・男塾を現代の技術でハイパーミックスした、超絶ドタバタギャグアクションです。スタイリッシュでエログロナンセンスでスピーディ、そして露出狂の変態お笑い芸人しか登場しませんです。どこの八時だよ全員集合!ないしオレたちひょうきん族ですか?
本質的な部分でマカロニほうれん荘に通じるものがあるです。何故なら、鬼流院羅暁が、キンドーさんと区別がつきません。理事長、見た目はデビルマンシレーヌなのに・・・。
つまり80年代。いずれにせよ、マコちゃんと蒲郡先輩の恋の行方が気になるです。

峯不二子という女は、まあ、オリジナル・原作のルパン三世をまんまアニメにした感じです。本当のルパン三世の世界観ってコレです。

つーか、カリオストロの城ってあるじゃないですか、アレ、別にルパン三世が主人公じゃなくていいのです。パズーでも、アシタカでも良かったのです。

大人の事情でルパン三世の映画って事で、ロリコンパヤオ監督にしてみれば、原作の不二子ちゃんは存在自体完全否定の最低最悪のビッチなワケでして。だから、クラリスというヒロインが必要なのですよ。カリ城の不二子ちゃんが超ダサいのはその為です。

しかしですな、オリジナルのルパン三世ワールドのヒロインは、毒婦・不二子ちゃん以外あり得ないのです。

サザエさんって原作を忠実にアニメにしている感じじゃないですか。絶対的なほのぼの世界観。つまり、原作もアニメも同じ。(まあ、原作は結構ブラックなお話しあるし、長谷川先生、サザエさんでは表現できないブラックの欲求不満をいじわるばあさんで処理していたのですが)

で、浅草キッドの漫才で「カツオの万引き」とか「フネさんが黒のスケスケ下着で波平を誘惑」ってあるでしょ。それで笑いになるワケでして。

ところがルパン三世って、原作とアニメが全くの別物なのですよ。浅草キッドの漫才がオリジナルで、アニメはほのぼのお茶の間娯楽アニメ。

特にカリオストロで「ルパンはこーゆーモノ」ってなった人、原作を読んだら笑うどころか、すごく不快に感じると思うです。たぶん原作にクラリスみたいな脳内お花畑が出てきたら、ネズミ一族のキチガイに強姦されて殺されます。
そんな世界観がルパン三世のオリジナルです。私は、オリジナルのルパン三世のほうが好きです。

夜更かししている貴兄、アニメだからと敬遠せず、観てみては?