直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

ぼくのかんがえたけんぽうかいせいあん、あべくんみてね

この先、世界がどっちに転ぶかは、まったくもってワカリマセン。
いくらアメリカ様が突出した超々軍事・経済大国であっても、それが永遠に続くワケではないでしょうからな。ローマ帝国モンゴル帝国オスマン帝国大英帝国らと同様に、USA大帝国もそのうち終焉するでしょう。それがいつになるかはワカリマセン。千年後かもしれませんし、来年かもしれません。

で、アメリカ様が終焉した時、日本はどーすんのよ?って話です。

私は、今の日本はさっさと滅べば良いと思うのです。要は国家体制全体をリセットしろと。

戦後日本、確かに平和だし経済的にも発展しましたよ。でもですな、やはり国家として歪んでいます。そうなった大きな要因は、安全保障における致命的なボタンのかけ間違いだったと思います。

もちろんあの時代、「大日本帝国は正義、だからこの戦争に勝つのは確定!」と、政府もマスゴミも散々宣伝していたのに、1945年8月15日を境に「ごめん、あれ全部ウソ」ですからね。そりゃ国民としては、「ふざけんな!」でしょうな。少なくとも、政府とかに対する猜疑心が半端なかったでしょう。

そうそう、「自分たちも政府に騙され、もしくは恫喝されあのような報道をした」と被害者面して嘘をついたあたりが、朝日新聞を筆頭としたマスゴミの「ゴミ」たる所以です。
騙されたり、恫喝に屈した時点で、ジャーナリズムじゃないだろが。

いずれにしても戦中はまだしも、戦後、多くの人が大切な人を失い、家を焼かれ、その日の食べ物に困っている状況。ですから、「戦争なんてマジでコリゴリ。やっても負けてこーなるなら、最初から降参した方がいいじゃん」って世論となるのも当然でしょう。まあ、日本国憲法、特に九条はウケますよ。

ヘンな話、今現在、憲法改正のための国民投票やっても否決すると思います。だって、戦後の「ふざけるな!」を実際に体験した70~80代の有権者がいっぱいいますからね。さらには、「ナウいから」という理由で学生運動に勤しんだ団塊の世代とかいうのもかなりの数いますし。

まあ、戦後日本は歪ではあっても、ある意味、正しかったと思いますよ。実際に日本は平和であったし、復興・発展も果たせたのですから。でもですな、もう戦後日本なる国家体制は賞味期限だと思うのですよ。良くも悪くもグローバル化で、日本は鎖国しているワケにはいきません。アメリカ様の庇護の下、せっせとモノづくりと商売に勤しんでいれば済む、そんな時代ではだんだんとなくなってきました。

極東アジア諸国って日本も含め、まあ、良くも悪くもキャラが濃過ぎます。
世界2・3位の軍事大国と、世界2・3位の経済大国。しかも2位の軍事大国は貪欲かつ残忍かつ狡猾な世界最凶の大統領が率いており、軍事力3位・経済力2位の王朝国家は冗談抜きに国是として世界征服を目論んでいます。で、世界第3位の経済大国は「センソウハンタイベイグンデテイケヘイワヘイワ」と、全裸でお花畑をスキップする爽快感。
それに超メンドクサイ歴史的経緯のある先進国。それをさらに上回る超絶メンドクサイ歴史的経緯によって、いつ経済破綻してもおかしくないヒステリー状態の先進国と、世界屈指の核武装テロ国家に分断された半島。
そこに「太平洋は俺のモノ、勝手するヤツには容赦せん」とする、軍事・経済とも世界ダントツNo1の人類史上最強の超帝国が居座っています。
どーすんのよコレ?結果的におろちの睨み合いで、かえって平穏であったりするから不気味です。

少なくとも、「センソウハンタイベイグンデテイケヘイワヘイワ」なんて思考停止、極東地域では通用するワケないですよ。そーゆーのはニューカレドニア辺りでやって、とっとと天国に行ってください。

ヘンな話、ちょっとした小競り合いぐらいはあるでしょうが、おろちの睨み合いですから全面戦争とかは、まあまず起きんでしょう。そのぐらいの理性は、どの国にもあるでしょうし。

確かに1つだけなさそうな国もありますが、その国の場合、ではどこと戦争するのでしょうかね?

ロシアや中国に手を出せば、2時間ぐらいで朝鮮半島の下半分が世界地図から消滅し、日本海が広くなります。
アメリカ様のワケないですし、日本にやったらそれこそ「奴隷の分際でワシのキャッシュカードに何さらしとんのじゃ!」とアメリカ様の逆鱗に触れます。
もし台湾だったら、「わが領土に何をする!」となって中国に瞬殺されます。こうして台湾は中国のモノになり、中国は太平洋への出口を手に入れます。それを阻止するため、中国より先にアメリカ様が粛清するでしょう。
まあ、カリアゲくん相手ぐらいでしょうかね。やったら拍手喝采でしょうな。特に今の親中路線なら、中国としても応援するでしょう。キンペーさんにしてみれば、自分の言う事を聞かないカリアゲくんより、言う事を聞いてくれるクネちゃんのほうがカワイイですからな。それはそれで、アメリカ様は面白くないでしょうが。
とまあ、韓国の軍事的暴走、実に良い事ですので、ぜひやってくださいです。

いずれにしても明確な直接的軍事衝突とか起きずとも、日本周辺地域では水面下ではキナ臭いことが起きまくるでしょう。特に、極東地域におけるアメリカ様の影響力低下は、ロシアや中国の膨張政策をさらに促し、そうした動きにさらに拍車をかけるのは間違いありません。
そーした状況下、日本はどーすんのよって話です。

冷戦時代はある意味単純でしたから、アメリカ様の下僕としておとなしく自動車やテレビを作っていれば済んだので、戦後型の日本で特に問題ありませんでした。でも、どーやらこの先、そー単純な話ではなさそうです。アメリカ様抜きで、どこかの国と軍事衝突やむなしの状況になるかもしれません。それに対応するため、日本は国家としての有り様を転換せざるを得ないのです。

軍事衝突というか戦争は、互いに話し合って、話し合いまくって、それでもさらに話し合って、それでも結論が出なかった場合にのみ発生します。武力行使とは、実は外交上、絶対必要な切り札カードです。
ところが日本の場合、それがないから基本的に、まともな外交はできないのです。相手は始めから、日本が武力行使しないと解っているので際限なく強気に出られるワケでして、日本も絶対に自分が折れるしかないと解っています。コレ、対等な外交関係ですか?
アメリカ様ならいざ知らず、なんでロシアや韓国や中国風情を相手に、日本が負け前提の外交交渉せにゃならんのじゃい?これ、憲法九条がもたらす、最大の災厄です。

もし、日本が「武力行使」という外交カードを持っていれば、
日本「北方領土を返せ」
ロシア「いやじゃい」
日本「返さないなら国交断絶じゃ。日本にいるロシア人は全員、強制収容所送りだ」
ロシア「ならば戦争だ」
日本「望むところだ」
日本・ロシア「げっ・・・」
とまあ、こーゆー売り言葉に買い言葉で戦争にならないよう、お互いがギリギリのラインで妥協点を見つけるべく真剣に交渉するワケでして。

ところが憲法九条のせいで、
日本「竹島返せ」
韓国「いやじゃい」
日本「返さないなら国交断絶じゃ。在日含め、日本いる韓国人は全員、強制収容所送りだ」
韓国「ならば戦争だ」
日本「すみませんでした」
韓国「ホルホルホル~。ついでに日王は土下座して謝罪するニダ、賠償も忘れるなニダよ♪」
と、ならざるを得ないのです。
これ、ダメだろ。

アメリカ様は「領土問題は二国間の問題だから、ワシは知らん」という立場ですから、北方領土竹島尖閣は、日本とそれぞれの国とで解決するしかないのです。で、どの交渉もハナから負け確定。

まあ、こーゆー外交上の弊害も九条にはあるという一事例に過ぎません。それだけで、改憲しろとは思いません。ただ間違いなく言える事はこの先の日本、憲法九条を守っても地獄、守らなくても地獄です。

はっきり言って、中国の海洋進出は貿易立国・日本のシーレーンにとって、非常にヤバイ状況です。
アメリカ様が「グアムまででいいや」的な考えなら、冗談抜きにインドやオーストラリア、東南アジア諸国との軍事同盟も視野に入れなくてはなりません。そーなった場合、「インドさん、オーストラリアさん、フィリピンやベトナムさん、僕は憲法九条があるから君たちを見殺しにするけれど、僕のタンカーがピンチのときは命を懸けて守ってね」、そんな理屈が通るかい!
てかみんな、アメリカ様の代わり的な役割を日本に求めるワケですから。何も、海上自衛隊の艦隊をインド洋とか南シナ海とかに配備しろって事でなく、みんなの海を中国の魔の手から守るため、世界第3位の経済大国・日本のお金と技術力と軍事力も活用しようって事です。でなきゃ、アメリカ様抜きで中国には対抗できませんからね。

そういった時代になるかどうか知りませんが、まあ、可能性としてはなくはないでしょう。そーゆー事も踏まえて、憲法を、日本という国家のあり方を、この先どーするかですな。
それを、左翼や右翼の皆さんが一緒になって考えましょうや。

「センソウハンタイベイグンデテイケヘイワヘイワ」と連呼するだけのバカサヨクじゃなく、「中国・韓国を滅ぼせ、大和民族は優秀だ、日本も核武装」なんて勘違いも甚だしいアホウヨクでもなく、もっとちゃんとした本当の左翼や右翼の皆さんが、今こそ頑張るときでしょう。そうした議論が活性化する契機・問題提起として、私は今回の「集団的自衛権の行使」を捉えております。

そんなワケでして、右寄り中道の私が、先ほどスバラシイ憲法九条改正案を思いついたので、ご披露させていただきます。

日本国憲法第九条 改正案
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する事を可能な限り目指す。
○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない事を前向きに検討する。国の交戦権は、これを認めないよう最大限努力する。

日本的でしょ?