直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

USA!USA!USA!

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 
これ、自衛隊違憲だし、集団的自衛権どころか個別的自衛権すら認めないと書いてありますよね。少なくとも私は、それ以外に判読できません。
つーか、そもそも日本語として何かヘンですし。それが「憲法解釈」に付け込まれる隙を与えているのでしょう。
 
要はですなこれ、日本が理不尽に他の国に爆弾やミサイルをぶち込むって事「だけ」想定しているのですよ。
そんなワケでして、日本が他国から理不尽に爆弾を落とされたり、外国人の兵隊が日本国内に攻めてきて、男や年寄りは殺され、女子供は強姦されるって事は、完全シカトなのです。
ダメだろ、それ。

なに、「どんな酷い事をされても抵抗しません」と宣伝しておけば、全ての国は日本に酷い事をしないって?
うんそうだね。、「どんな酷い事をされても無抵抗です」と宣伝していなかったから、ポーランドナチスドイツに、中国は大日本帝国に侵略されたのですね。
んなワケないでしょが。
頭のイカレた国家は必ず存在するという悲しい事実がある以上、自ら戦争を放棄すればイジメられないなんて脳内お花畑、現実世界で通用するワケないですよ。

なに、平和憲法のおかげで日本は戦後、戦争をしなかったですと?
アメリカ様が居座っていたからでしょうが。アメリカ様は太平洋全域を自国の領海だと認識しているので、当時からソ連や中国の勝手を絶対に許しません。その前線基地である日本にちょっかい出したら洒落じゃ済まないと、ソ連も中国もわかっていたから、日本は戦争に巻き込まれずに済んだだけですよ。
 
太平洋戦争、確かに日本は攻める側・加害者でしたからな。そんでまあ、アメリカ様とかが「日本よ、もうあんな事しちゃダメ」というワケで、こんなヘンテコリンな憲法を押し付けてきたのです。
ところが、日本国憲法が施行された傍から、世界は第二次世界大戦の頃よりヤバイ状況に突き進んでいったのですな。いわゆる東西冷戦。
 
で、日本国憲法が施行された2年後に中華人民共和国建国、その1年後に朝鮮戦争が勃発。
アメリカ様にしてみれば「うそ~~ん」だった事でしょう。

だって自分の領海である太平洋全域の対岸が、一気に共産化しちゃったのですから。そんでその地域の自分の手下といえば、内戦で壊滅的に荒廃した朝鮮半島の南半分と、中国から追い出された連中が立て籠もる小さい島と、軍事力を完全放棄させた島の集合体しかなくなってしまいましたからな。
 
一方、敵である共産勢力は、2国だけで下手すればユーラシア大陸の半分を占めちゃうような化け物国家。タイマンじゃ負けなくとも、タッグを組まれるとアメリカ様でも結構ヤバイ。実際、朝鮮戦争(中ソVS米の代理戦争)では、なんとか引き分けに持ち込めたって感じでしたからな。
 
てなワケでアメリカ様、「おい日本、自前の軍隊をさっさと持って、ワシを手伝いなさい」と命令するのです。
何という身勝手。フリーダム過ぎます。流石は自由の国アメリカ合衆国。USA!USA!USA!なのです。
 
で、日本国憲法が施行された3年後、つまり朝鮮戦争が勃発した年に「警察予備隊」とかいう組織が誕生します。この警察予備隊が保安隊になり、やがて今の陸上自衛隊になります。
すなわち日本国憲法、誕生の3年後に死亡確認。

確かに日本国憲法、世界的に見てもすごく崇高な理念を掲げていると思います。だって「世界平和のため、どんな状況であろうと日本は絶対に武力を行使しません。それで日本人が皆殺しにされても構いません」というのですから。天晴れ!自己犠牲の鑑ですな!
 
イヤだよ、そんなの・・・
 
要は、現実離れし過ぎて、かえって国益を損なうシロモノです。

江戸時代に自動車やパソコンを持っているようなもの。ガソリンスタンドがないから自動車は走れんし、電気はエレキテルで何とかなっても、ネット環境がないからパソコンもやっぱり無意味です。
そのもの自体がどんなに素晴らしくても、それが機能しない環境下では宝の持ち腐れ、下手すれば百害あって一利なしです。

日本だけが戦争も武力も軍隊も放棄しても、日本以外はほぼ全員持っていますから。そして現在、現実問題として、頭のオカシイ国が日本海東シナ海を挟んで存在します。
日本が、どこかの国から理不尽な武力による攻撃・侵略を受けないと、誰が保証できますか?
 
いやまあ、私個人としては100%ないとは思いますよ。
でもですな、仮に100%起きないと想定されても、それが起きたら国民や国土が回復不能なダメージを受けるような事態に関しては、国家は万全の備えをしなくちゃいかんでしょ。

よく、バカサヨクが「スイスは永世中立国。日本は見習うべき」みたいなこと言いますけど、あの国、トンデモナイのよ。

確か、男性は全員兵役義務があって、兵役が終わっても30年だか死ぬまでだか、予備役として有事の際は命を懸けて国土を守らなきゃいけないのよ。つまり「男性国民総兵士」ってワケ。まあ、国そのものが軍隊みたいなモノです。つーか、歴史的にスイスってそーゆー国なのです。

だから、旦那や息子やお爺ちゃんがいつでも戦争に行けるよう、ほとんどの家庭に最新型の自動小銃を含めた軍装一式があるのよ。ある意味、アメリカ以上の銃社会。まあ、スイスみたいな国でもないのに、あれだけ銃がはびこるアメリカ社会ってのもどーかと思いますが。

ついでに、世界中のブラックマネーを牛耳って、おいそれと自国にちょっかい出させないようにしていたりします。いざとなったらゴルゴ13が自分の口座を守るため、助けてくれるかもしれないですし。
まあ、そうやって永世中立国って立場を維持しているのです。
 
そもそも永世中立国って、別に戦争を放棄しているワケではないですから。つーか、どの陣営にも付かない代わりに、どの陣営にも躊躇なく攻撃するという、狂犬みたいな国って側面もあるのです。ちょっかい出すとメンドクサイと周りに思わせる事で、戦争を回避しているのですな。
なるほど、日本もそーなれと?

日本国憲法の理念である平和主義は私も大賛成ですよ。でもね、それと武力行使や軍隊を放棄するのは別問題です。
戦争の加害者になる事を完全放棄させる一方、被害者になった際の覚悟を承認せにゃならんのです。それが、日本国憲法のあるべき姿だと思いますです。世界平和も結構ですが、その前に自国民の生命・財産・権利を守るのが憲法の役目でしょうが。なのに、自国民を生贄にして、世界平和を達成しようってバカなの?死ぬの?いくら70年前にアメリカ様に逆らったからって、これはいくら何でも酷過ぎませんかいな?
 
だから私は「さっさと改憲しろ!」と主張するのです。

いくら御大層に立派なお題目を唱えていても、どー考えたって守る事が不可能な憲法。で仕方なく、詭弁を弄して憲法に違反し現実に対応。そもそも憲法に限らず法律やルールなんて単なる言葉・文章に過ぎませんから、何の力もありません。無視すりゃOK、やったもん勝ちです。
私が最も危惧するのは、そーいった歯止めの効かない状態です。だから、ちゃんと守る事ができる憲法に変えなさいというワケなのです。でないとマジで軍国日本の二の舞ですよ。

まあぶっちゃけ、アメリカ様も「いや~、あん時はワシもミスったわ。てなワケで日本よ、さっさと憲法改正してワシの正義の戦争を手伝えや。ついでに金も出せ」というのが本音でしょ。
甚だ不愉快ですが、まあ、仕方がありません。日本はアメリカ様の属国ですから。それが現実ですので。
 
こうして集団的自衛権と相成るワケでありまして。
 
まだまだ続きます。