直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

ベタですが、ライク・ア・ローリング・ストーンが一番好きです

ボブ・ディランノーベル文学賞に選ばれたそうな。
で、今日までな~んのコメントも発していないとの事。

それが気に喰わない連中がたくさんいるらしい。

つーかお前ら、ボブ・ディランがどういった芸術家だか理解しとんのか?
アンチ権威・権力・体制の象徴だぞ。
一方、ノーベル賞は権威の権化。
つまり、ボブ・ディランって芸術家、正しく理解すればするほど、ノーベル賞とはかけ離れた存在だと誰でも気付きそうなものなのに。

だからディランにしてみれば、個人としてはもちろん、芸術家の矜恃としても今回のノーベル賞受賞って普通に迷惑でしょ。少なくともノーベル賞なんか、全く望んでいないでしょうな。

あのな、ボブ・ディランという芸術家の世界的影響力からすれば、ノーベル賞の権威なんかゴミクズ以下ですよ。格下のノーベル賞ごときに、格上のディランを評価する資格も権利もないでしょ。
むしろ、ノーベル賞なんかに選ばれて、ディランの芸術が穢されたようなものです。

まあ、蚊に刺されたようなもので、不快だけど、わざわざ大騒ぎする必要もない。だから無視。それだけなんじゃないの?
そもそもこの人、ウソがつけない正直者なので、コメントとか出したら、そりゃもう全世界が大騒ぎさ。

にも関わらず、手前ェらで勝手に選んでおいて、ありがたがって尻尾を振るどころか、完全シカトを決め込んでいるディランに対し、ご立腹のご様子のノーベル賞選考委員会のお歴々。お前らバカなの?死ねよ。

まあ、そーゆー愚かなカス共が無様な姿を世界に晒すだろうと想定して、完全シカトなのかもね。
権威を司る者たちの傲慢さ、権威におもねる事を是としない者への恫喝。
1960年代から現在まで、人類は全く進歩せず、相も変わらず愚かなままって事ですな。
そー考えると、今回の沈黙もディランが仕掛けた1つの芸術作品といえるでしょう。

でもまあ、ディランの「音楽家」ではなく「詩人」という側面に着目した点は評価しますけどね。それができるのだから、別に今の状況が当たり前ってわかるでしょ?
仮にディランが「要らんがな」って受賞を断っても、「我々の目には狂いはなかった」ぐらいの度量は示して欲しいですな。無理か。

そーいや今回のディランの受賞に関し、テレビでのハルキストの方々の「悔しいけれど、ディランなら許す!」って反応はすがすがしかったです。
まあ、純朴な応援団の皆さんにしてみれば獲ってもらいたいのでしょうが、春樹先生にしてみれば「別に要らんがな」だと思いますけどね。

ちなみに私は、「ダンス・ダンス・ダンス」と「村上朝日堂」しか読んだ事がありません。