直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

「ごめんね玄冬」→寝たきりでボケた母親を介護に疲れた息子が絞め殺すドラマ

御前山ダムに紅葉を見に行きましたです。

イメージ 1
あいにくの天気で画像はどーしよーもありませんが、実際は非常にきれいでしたです。

朱や黄色の中、常緑樹の緑がイイ感じでアクセントを加えており、華やかに錆びついているようでホントに深秋の趣を醸し出していたのです。
天気が良ければ、ダム湖に映る錦繍がさぞかし雅であった事でしょう。

錦繍といえば宮本輝ですな。
読んだのはハタチの頃。私は若く、何より救いのない程どーしようもない学生でしたです。

当時は、満開の桜や、水平線から湧き上がる入道雲には魅力を感じましたが、色鮮やかでも寂しさや一抹の不安を感じさせる紅葉に代表される秋の風情というモノがイマイチ理解できませんでしたです。
ですので、「気温が同じでも、春はこれから夏になるからウレシイけれど、秋は冬になるから最悪だ。そもそも四季の中でも中途半端でなんか冴えないし。芸術の秋?読書の秋?食欲の秋?カンケーねーよ、オレは1年365日、全開バリバリだぜ!つーか、スポーツの秋は無視で」などと気炎を上げておりましたです。

しかし、それから20年も経つと考えと言うか感性が変わり、秋なる季節の深淵な魅力にメロメロです。道端に、申し訳なさそうに咲いているコスモスなどが目にとまると、ジンワリと涙がこぼれます。

青春・朱夏・白秋・玄冬と、ホントに五行思想って良くできておりますなあ。