直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

小渕娘はキライじゃない

毎年この時期、すごくイヤ~な仕事をしなくてはならないのです。
まあ、公園のハトの足をハサミでチョン切るアルバイトとか、上野駅13番線ホームの男子トイレの掃除とか、そーゆーのではありません。

いつもの仕事と同じなのですが、なんかこう釈然とせず、異常にストレスが溜まるのです。

で、そのイヤ~な仕事は、ついさっき終わったのです。
ところが今度は、かなりタイトなスケジュールで私が非常に苦手とする仕事をやらなくてはイケマセン。

そんなワケでして、ストレス発散のため何かの悪口を書いてみようと思います。
さて、何を罵りましょうかな?

・・・と、10分ぐらい考えてみたのですが、特にないですなあ。
政治・行政・経済・社会・メディア・国際情勢・文化・流行、特に気に食わないことはありません。
いえいえ、そんな事はないのですが、今さら罵っても大して愉快でないですからなあ。

何やら小渕娘が大臣を辞職したそーで、あちらこちらで「政治と金」とかと陳腐の極致のような慣用句が、様々なメディアで飛び交っていますが、アレ、何が面白いのでしょうね?意味不明です。

基本的に悪口は、世間一般で正しいとされているモノに対して行うのが愉快です。
逆に、世間一般が「悪」認定したモノをクソミソに貶しても、ちっとも面白くありません。

「今さら政治家が金の問題でコケるのなんざ大した問題じゃねーだろが。むしろ、そんな事をどっかの三流新聞の記事やアホキャスターの言葉をコピペしたかのような常套句で、鬼の首を取った様に喚いている連中の知的水準が信じられんわ。そんな政治に対する認識が不充分なバカどもに選挙権があって、それで政治家を選んでいるんだから、そりゃ日本は滅ぶわな」と、出来は悪いがこんな感じですかな。

そうそう、自分が大好きなモノを罵るのも愉快です。

酷い扱いを受ける大好きなモノのいじましさ。
大好きなモノを不当に罵る罪悪感。
いやはや、身悶えするほどたまらんです。ロマンチックな興奮が止まりません。

そー考えると、自虐とは自己愛の一種かもしれません。うん、キモチワルイ。

てなワケでして、総合的に検証した結果、小渕娘を非難している人々は全員、彼女を人目の付かないところに連れ込んで人智を越えた猥褻行為に及びたいほど、彼女の事が大好きなのかもしれません。

さらには謝罪会見をした小渕娘も、自分の至らなさを内心で己を罵りながら自己愛に溺れ、「ああ、私は公衆の面前で辱めを受けている。アタシって可哀想、そして超~カワイイ!イヤ~ン濡れちゃう~ビクン!ビクン!」ってな感じなのかもしれません。

全くもってこの人の世は、変態で満ち満ちておりますなあ。