直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

目先のお金は大切です

去年の秋ごろ、身内に「自動車は消費増税前に買うべきか、増税後に買うべきか」と羽田空港の居酒屋で相談しました。すると、「自動車関係諸税が変わり、消費増税分よりお得になるかも知れんから、増税後がいいんでね?」と言っていました。
で、正月に実家に帰省したところ、その身内が最新のEクラスに乗り変えて「ウヒョヒョヒョヒョ」と言っていました。もう少し自分の発言に責任持てよ・・・ぶっちゃけ、気になっていた物件、買い逃しました。
 
まあ、今はオートバイの修理でお金が必要ですから、どの道、自動車を買うのはしばらく先だからどーでもいいのですが。
 
インフレ進行中の今、消費増税を目前に控え、エコノミストだかコンサルタントだか知らないが、胡散臭い人々が「高額商品を買いましょう!」とマスコミやネットで叫んでおります。
この人たちの理屈によると、
 
①インフレで持っているお金の価値が下がる
②その上、消費増税で購入価格が高くなる
③だから、消費増税前、インフレがさらに進む前に貯金をモノに交換したほうがお得
 
どれだけ、ダブルでソフトのスーツを着て、葉巻の煙をくゆらせながら、「うえっへっへっへっ」と笑っている政治家先生やお役人様や大企業のお偉いさんのポチなんでしょうかね?
そもそもコレ、信じる人っているのかしら?
信じちゃう人の家には、幸福になれる壷とか、300万円の羽毛布団がたくさんあるのでしょうな。
 
インフレでお金の価値は下がるけど、高額家電も自動車も自分で所有した瞬間から価値は下がりますです。新品よりも中古品のほうが安いでしょ。だったら、別に慌てて買わんでいいじゃないですか。
 
そもそも、物価は上がっても所得は増えないでしょうから、単純に多くの人がどんどん貧乏になるですよ、この先。少ない給料の価値が下がるだけですからね。ああ、イヤだなあ。
いずれにしても、自分が所有するお金とモノ、どちらも同じように価値が下がるなら、モノよりお金を多く持っている方がマシでしょ。
 
まあ、消費増税分が勿体ないという理由ぐらいしかないです。それでも無理して急いで買う必要はないと思います。家電にしろ、自動車にしろ、今使っているモノがぶっ壊れる寸前で、どうせ買うなら多少は節約できるぐらいでしょうかね、増税前にモノを購入するメリットなんて。
 
あと、値上がりしそうな不動産なんかは、それなりに買う意味あるかもしれませんね。まあ、投資目的のモノぐらいでしょう。結局、お金持ちさんだけに関係があって、私のような貧乏人には関わり合いは御座いません。
 
日銀の2%インフレターゲットって、対前年比2%って事ですから。
つまり、去年100円だったものが今年は102円になって、来年は104円、再来年は106円、こーゆー状況がズ~と続くって事ですな。
その上、資源・原料・食料を輸入に依存しまくっている日本の場合、円安ですからますます物価、特に生きていくうえで不可欠なモノ程、値段は上がりますです。
 
まあこの先、物価だけが上昇して、一般ピープルの購買力も購買意欲も下がる一方ですから、内需は拡大しません。そんなワケでして、いずれ日本は滅亡するでしょう。
 
それでいいと思いますよ、私は。