直六国防挺身隊

母は来ました今日も来た。嫁をイビリに今日も来た。

おっと、GL1000の悪口はそこまでだ!

私が生まれた頃、本田技研工業なる会社がCB750Fourという失禁するほどカッコいいオートバイを販売したのです。
それからしばらくして川崎重工業なる会社がZ1/2なる、これまた脱糞するほどカッコいいオートバイを販売したのです。
 
それからだいたい10年後。
 
本田技研工業は、CBX1000という「もう勘弁して下さい、お金は全部あげます」というぐらいの、イカれたオートバイを販売しました。
その1年後に川崎重工は、Z1300という「おたくの会社はバカなの?死ぬの?」というぐらいの、ぶっ飛んだオートバイを販売しました。
 
まあ、後出しじゃんけん的でカワサキがズルしているみたいな感じですなあ。実際は、1~2年で新型オートバイなんて開発できませんから、後出しじゃんけんではないのですが。
でも、絶対、美しさならZ1300よりCBXの方が圧倒的に上です。
北斗の拳なら、CBXがトキで、Z1300はラオウでしょう。異論は認めません。
 
いずれにしても、CBXとZ1300はあの時代の市販車最高位のオートバイでしょうな、国産・外車問わず。
そんな、日本製オートバイが華やかなりし時代、CBX・Z1300に匹敵する、とんでもないオートバイが存在しました。
 
そう、ヤツの名は「GL1000」。水冷・水平対向4気筒なんて、変態チックなエンジンを搭載した、やたらとバカでかいオートバイ。花柄魔法瓶のような形をした、というか薬缶みたいな形のすごくカッコ悪いオートバイです。
 
今のGL1800のご先祖なのですが、とにかくビックリするぐらいカッコ悪い。
バランスが破綻したずんぐりむっくりで、伸ばしたカブトムシの幼虫みたいで非常にカッコ悪い。
さらに外装、特にサイドカバーが意味不明な形とサイズなのです。サイレンサーもインチキ・ハーレーみたいでとにかくカッコ悪いのです。
その上、ホイールがスポークだったりするのです。それも妙ちきりんで気持ち悪くてカッコ悪いのです。
とにかく、如何わしさ度数がマックスなオートバイです。垢抜けなくて、ダサくて、でかいだけのオートバイです。マジででかさは半端ないです。Z1300やショベルのFLHより威圧感があるです。
 
以上、私の大好きなGL1000の魅力をご紹介しました。
やっぱ欲しいなあ、GL1000。